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ソース ナポリテーヌ

“ナポリタンの謎を追え”も予想に反して随分と長い記事になってしまい、少し混乱をしてきました。
書いている本人も混乱するのですから、読んでくださる方は当然ですよね。(笑

今日は一緒に「不完全なナポリタン年表」をアップしました。
過去記事とリンクしたり工夫はしたのですが。。。羅列に近いかなぁ~(汗
加筆、訂正を繰り返してより正確な物に近づけたいと思っています。
この記事の下にあります。



先日の「マカロニ、リタリーン」なのですがフランス語なのか悩んでおりましたが、遠くフランスの地から、
「CEPAGE~ワインが身近にある暮らし」のピノミホさんがこんなコメントを
寄せて下さいました。

マカロニ・ア・リタリーンはフランス語だと思います。

aの上に点が付いていることはア・ラ~=~風ですし、
リタリーンとカタカナで書くとちょっと?ですが、

これはLA ITALIENNE→L’ITALIENNEの誤殖のように思えます。フランス語の文法の場合、LAとかLEと言った定冠詞の後ろにすぐに母音が来た場合(この場合Iです)、そこがくっついて発音も混ざるのです。

カタカナ表記するなら、マカロニ・ア・リタリエンヌと書いてほしいところですが、昔の本だと表記もまちまちです。

トマトソースの料理がイタリア風と言われるか、現代のフランスでは
トマトソースはプロヴァンス風(ア・ラ・プロヴァンサル)と言われることも多く、はっきりイタリア風と言いきれませんが、フランス人から見たトマトはイタリアのイメージ直結なのでありえる論理です。

近いうちにパリの大きな本屋に行って、ナポリタンに関連するものがないかどうか探してレポートします。フランス人料理人にも、ナポリタンと言えばどういうことなのか、も聞いてみますね。


ピノミホさんありがとう御座います!
推理は少し外れてしまいましたが(笑、フランス語だと解ったのは大きな前進です。
「マカロニ・ア・リタリエンヌ」ですね!

プロヴァンス風が出てきましたので少々考えておりましたら。。。

またもや遠く、「オーストラリアの空の下で」のkobachanさんから。。。

かつてナポリ王国をフランスのアンジュー家が治めていた時代があるんですよね。そして、アンジュー家はプロバンスも統治していた貴族だった。
↑ピノミホさんがおっしゃっているトマトソースがプロバンス風といわれるのも、そういう時代背景でつながってくるのではないかと思うのですが・・・


おお!  これも助かった! ありがとう御座います!

爺は皆さんに助けて頂いて幸せです。(涙
言いだしっぺの本人が頑張って謎を追をなきゃいかんですね。   頑張ります。m(_ _)m


そして本日はこれ。

ピノミホさんが現地情報として現在フランスで市販されている「ソースナポリテーヌ」の写真と、
裏に記載されている成分を送って下さいました。

ソースナポリネーヌ1

カルフールオリジナル
トマト水煮が81%、野菜が13%(にんじんが8%、玉ねぎ4%、セロリ1%)
なたね油、砂糖、塩、パセリ、バジル、オレガノ、胡椒、。


ソースナポリテーヌ

BUITONI
トマトの水煮,濃縮トマト81.5% 玉ねぎ7.8%その他 にんじん、なたね油、塩、砂糖、胡椒.

私がこの成分を見て連想したのは、イタリアの「サルサ ポモドーロ」です。
イタリアではサルサ ポモドーロと呼ばれますが、
ウィキペディアによると(ウィキペディアに物申しているのに。。便利なの。。汗)

>トマトソースは、イタリア料理の基本となるソースのひとつである。パスタやピザなどの食材にかけて使ったり、ブイヨンなどで薄めてスープにするなど、幅広く使える。イタリアに於いてはサルサ・ポモドーロ(Salsa Pomodoro)もしくはサルサ・ディ・ポモドーロ(Salsa di Pomodoro)と呼ばれる。

ナポリ生まれのトマトソース(サルサ ポモドーロ)はフランスに伝わり、
「ソースナポリテーヌ」と呼ばれ、明治期日本のレシピではトマトソースと訳しているのではないでしょうか。
イタリアからフランスそして日本。。。ナポリタンの始点、源流の一つが此処にあると思われるのです。

名前は「リタリエンヌ」そう「リタリーン」と書かれておりました、“イタリア風”であります。

そうそう『 欧米料理法全書 』の中の記述

▲スパゲツチ(spaghetti)はマカロニと仝じく調理《てうり》するを得れど、大抵《たいてい》はトメートソースを加ふべきものなり

この記述って凄く大事だと思います。
スパゲッティポモドーロでしょうね。。。そしてその事は最初から説かれていたのです。
過去に私が書きました、

私は 高橋氏のエッセイの中に書かれている、
「トマトから作られたソースをパスタに掛け、
路上の屋台で売られていた。貧しい人々の料理である。」
この風景はニューヨークの港で見られたものではないであろうか?
と 想像をしてしまうのです。


は大きな誤りでありました、正に源流は此処にあるのだと考えます。

現在 私たちのトマトソースに欠かせないニンニクが戦前のレシピには登場しません、
これに少し悩んでおりましたが、フランスのレシピにもニンニクが見当たらない。
変わりに砂糖を使い酸味を抑えているように見受けられる、この辺りも興味がわきますね。
ニンニクの事は後日に。。。


料理の源泉としてフランスを挙げました。
残る具と名称としての“ナポリタン”はアメリカ、ニューヨークに戻りたい。


そしてケチャップは何処で使われ出すのか?
これが大きな問題ですよね。









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2010-01-15 : ナポリタンの“謎”を追え : コメント : 6 : トラックバック : 0 :
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非公開コメント

No title
年表見させてもらいました。
こうしてみて驚いたのはケチャップの歴史の古さです(;´Д`)
トマトピューレとかが断然古くてケチャップが歴史浅いと思ってた。
これならばですよ、トマトピューレなどを源流とした流れと、ケチャップを源流とした流れが2通りあっても有ってもおかしくないですな。
トマトピューレの代用としてケチャップと言うのが判り易かったが、年代見てもケチャップのみの源流が有ってもおかしくない気がする。
あるいはトマトピューレの本流の陰に隠れてケチャップ代用の物が並行してあったとか・・・・・
どうもトマトピューレ=高級、ケチャップ=庶民 みたいな感覚が有りましてね(;´Д`)
オイラ的にはもっとこんがらがりました(;´Д`)
2010-01-15 18:29 : ニーゲム大戸木 URL : 編集
No title
トマトケチャップの歴史の深さに驚きました。
でもニンニクの話題にはもっと興味があります。

私の少ない経験からいうと、アメリカ人って、ケチャップ好きだし、どこのレストランに行ってもケチャップはあるし、アメリカらしいのは解ります。 これは納得なんです。
でも、イタリア料理のニンニク、 どのレシピをみても、アーリオオーリオって感じでニンニクは基本な感じなのに、 割と、ニンニクが嫌いなイタリア人って多いのですよね。  興味シンシンです。

はい、 爺さんのブログ面白いですよ。 ケチャップとニンニクだけでも何年も続けられますね。(笑)
2010-01-15 20:23 : ゴルッテリア URL : 編集
No title
だんだんと解き明かされていく感じですね。
この先も楽しみ!!

ケチャップについては
こんなサイトを見つけました。
http://www.geocities.co.jp/Foodpia/6374/ketchup.htm
かなり興味深いですよ。

にんにくまで追いかけたら
紀元前まで行っちゃいますね~。

いその爺様、いったいどこまで行くの~~~?
2010-01-16 13:45 : kovachan URL : 編集
Re: No title
>ニーゲム大戸木さん

> こうしてみて驚いたのはケチャップの歴史の古さです(;´Д`)

ごめんなさい!
少し誤解を招く書き方かもしれません。
初期のケチャップってトマトではないのです。
トマト自体が歴史の浅い食べ物ですので。。。。
近く年表の記載を書き換えておきますね。

> どうもトマトピューレ=高級、ケチャップ=庶民 みたいな感覚が有りましてね(;´Д`)

私もある意味この感覚でいます。
この辺が大事な所の大事な意味を持つ気がしているのですが。。。。
2010-01-16 22:03 : いその爺 URL : 編集
Re: No title
>ゴルッテリアさん

> トマトケチャップの歴史の深さに驚きました。

現在のトマトケチャップとはかなり離れた物のようです。
興味はあるのですがこれ以上手を広げることはできませぬ。。。(汗

>  割と、ニンニクが嫌いなイタリア人って多いのですよね。

えぇ~!  ほんとうですか?
考えてもいませんでした。(笑

でもトマトソースにするとニンニクってあまり気になりませんよね。
なんでだろう? 
2010-01-16 22:11 : いその爺 URL : 編集
Re: No title
>kovachanさん

> ケチャップについては
> こんなサイトを見つけました。
> http://www.geocities.co.jp/Foodpia/6374/ketchup.htm
> かなり興味深いですよ。

拝見しました。
かなり詳しく書いてあって助かります!
これ年表に貼り付けさせていただきますわ。

> いその爺様、いったいどこまで行くの~~~?

あまり遠くに行かないように気をつけます。
自重せねばいけあmせんよね、いい歳してね。。。迷子にならないようにいなくちゃ(笑

少々疲れているかもしれません。(汗
2010-01-16 22:16 : いその爺 URL : 編集
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プロフィール

いその爺

Author:いその爺
横浜在住
五十路で早くも爺さんになちゃった。
“食”“写真”“郷土”が好きです。

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