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「元祖冷やし中華」と昭和8年の婦人倶楽部レシピ

ゴールデンウィーク、やっとの思いで二日間のお休みがとれたわ。
“ゴールデン 二日のウィーク これいかに。” 毎年同じ事を言ってるね。(汗

初日は神保町の古本街に本を探しに行きました。本命本は見つからなかったけれど、横浜関係を6冊ばかりゲット。
お昼も過ぎたのでご飯を頂く事にしました。

すずらん通りの「揚子江菜館」さんで“元祖冷やし中華”を食べましたよ。
前々から一度入ってみようと思っていたんだ、だって元祖とかに弱いんだよ。。。。。笑

品名はそのものズバリと“元祖冷やし中華”だったのには少し驚きました。



お酢系の味ですが少々甘め、昔は甘味が珍重されたからと至極納得のお味でありました。
ランチサービスですと焼売が二個ついて来たのは嬉しかったわ。(笑

ウィキペディアによりますと。。。。

>細切りの具を彩りよく盛った現代風の冷やし中華の原型は五色涼拌麺(五目冷やしそば)として東京の神田神保町の揚子江菜館で第二次世界大戦後または1933年(昭和8年)に創作されたとされている



昭和8年十一月一日発刊『婦人倶楽部十一月号附録 簡単に出来る 家庭向支那料理三百種』に、類似レシピが載っていたのでチョイと載せておきましょう。


P5020011.jpg

>スープそば  (涼瓣湯麺)

日本のざるそばのやうなもので、温めないで頂きます。夏から秋へかけて賞味いたします。本格的には六種の材料を上に飾りますが、取捨して二、三種にしてもよいのです。

材料(一人前)支那そば(代用品は日本のそば、冷や麦など)一玉、ハム十五匁、鶏肉十五匁、焼豚(又は生の豚肉)十五匁、芝蝦十尾、椎茸中位のもの四、五枚、玉子一個、スープ、塩、醤油、味の素、サラダ菜少々。

拵え方 (1)支那そばは茹でてさらし、笊に揚げて冷ましておきます。日本のそばや冷麦を代用するときは、矢張り茹でて冷ましておきます。
(2)鶏肉はスープで茹でて長さ一寸五分位の繊に切り、ハムも焼豚も同様に切ります。生の豚肉を用いるときは、ラードで両面とも炒めてから同様に切ります。
(3)芝蝦は茹でて頭、皮、尾をぐる剥にして背腸をとり、椎茸は水に浸して軟らかくしてから石付を取り、斜に一枚を三、四枚に切り、鶏肉を茹でたスープで煮ておきます。
(4)鶏肉と椎茸を茹でたスープ一合に、醤油大匙二、三杯を加へ一煮立ちさせ、味の素少々を入れてさましておきます。
(5)玉子は塩少量を加え掻き回し、薄焼にして、長さ一寸五分の繊切にし、サラダ菜は塩水で洗って同様細かく刻んでおきます。
(6)全部出来ましたら、長めの丼にスープを入れ、そばを中高に盛り入れ、上へハム、鶏肉、焼豚、芝蝦、椎茸、玉子といつた順序に配合よくならべてのせ、周りにサラダ菜をのせてすすめます。

備考 スープは鶏のスープを用います。スープの無いときは、鰹節出汁か、湯に味の素を入れ、その中で鶏肉を茹で、椎茸を茹でて用いても結構です。  (鮑博公)



今のところ、「冷やし中華」の元祖問題や歴史問題とかに足を踏み入れる気はないですよ。
あくまで参考資料という事でお願い致します。(笑

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2014-05-02 : アウェー感満載の弱気の東京。 : コメント : 11 :
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地方色
いそのサンが研究を開始される時に備えて、とりあえず呉の冷麺の下調べをしときますね (笑)
2014-05-03 02:20 : とも2 URL : 編集
名前
スープそば(涼瓣湯麺)とありますが、冷やしたスープそばなのでしょうかね。
スープの分量が気になります。
「長めの丼にスープを入れ」とありますから、
かなりタプタプなのかな。
そうすると冷やしラーメンのようですね。

それに冷瓣湯麺という漢字も謎です。
拌麺とは違うし…
最近、謎のバンメンに興味があるので気になります。
辨麺との関係は…

そして、これを書いたのは「博雅」の2代目なんですね。
漢字に間違いはないはず…

謎が深まるばかりです。
2014-05-03 07:23 : 酔華 URL : 編集
冷やし中華って思っていたより歴史があるんですね。
我が家も夏の定番ですが、
お店でいただいたことはほとんどないです。
それにしても高級そうな麺モノです!
2014-05-03 08:38 : ちゅんご URL : 編集
夏の定番 冷やし中華ですか
元祖には辛子はついてないの?

昭和8年のは冷麺に似てるのかな ここで驚いたのが味の素が有るじゃないですか あの味の素でしょう Lグルタミン酸なんとか もうこの時代一般的になっていたんだな びっくりしましたよ
2014-05-03 14:11 : EGUTI YOUSUKE URL : 編集
今日は 懐かしい揚子江菜館です。滅多に食べませんでしたが、豪華でしたね。
ただ店舗は昔と変わってしまい、昔の方が好きでした。
長く私が行っている店は神保町の交差点傍の新世界菜館です。ここはビジネスマンにも好かれていますよ。特に上海蟹で有名です。
http://www.kandagakkai.org/noren/page.php?no=26

ご存知だと思いますが、神保町アーカイブを貼って置きます。揚子江菜館のページです。
2014-05-03 14:26 : 相子 URL : 編集
Re: 地方色
> とも2さん

ありがとうございます。
実は今回の神保町冷し中華はバンメンとコラボ考察が目的でありました。
呉冷麺、まさに私的には納得の容姿です。これがヒント!(笑

謎の一部は解けた。ψ('ー'*)


2014-05-03 15:00 : いその爺 URL : 編集
Re: 名前
> 酔発祥さん

博雅の二代目ですか? 気がつきませんでした。
ありがとうございます。m(__)m

じつは此レシピを見つけて冷し中華、バンメンの事に疑問を感じていました。
今回、私的には一部の謎が解けたと思っています。
博雅が関係している…これは有意義な事になりそうです。
2014-05-03 15:06 : いその爺 URL : 編集
Re: タイトルなし
> ちゅんごさん

この冷し中華、なんと!1500円也。(笑
しかし、その価値はありましたよ。

冷し中華の謎が解けた様な気がしてます。
2014-05-03 15:09 : いその爺 URL : 編集
Re: タイトルなし
> EGUTI YOUSUKEさん

この時代には味の素は存在し、婦人誌等に宣伝を度々載せています?
そして、当時の料理研究家も紙面上野でそレシピに味の素を使う事が多いです。

ある意味、パトロン的背景が在ったかも?
2014-05-03 15:14 : いその爺 URL : 編集
Re: タイトルなし
> 相子さま

ありがとうございました。いろいろ解って来ました。
神保町は面白いですね~ 今回はカレーにしようか最後まで悩んだのですよ。

スマトラからはって未だ食べた事が無いんです。(/_・)
2014-05-03 16:51 : いその爺 URL : 編集
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2014-05-03 17:13 : : 編集
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プロフィール

いその爺

Author:いその爺
横浜在住
五十路で早くも爺さんになちゃった。
“食”“写真”“郷土”が好きです。

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