6

支那竹と豚のトウチ炒め。

わが家では“シナチク” “メンマ”と呼ばれるモノは大概は家で作っております。

中華街で塩漬けされているモノを購入して来るのですが、チョットだけ拘りがあるのですよ。





短冊に切られたものでは無く、塊で塩漬けされえたものを買っています。
これを一晩塩抜きして短冊に切り、そこから裂いて小ぶりにしてから麺汁ベースで薄い味付けをして料理に使います。
味付けが薄いので日持ちしませんから少量づつ仕込んでおります。


IMG_1407.jpg


ある日の「いその屋」


ガラガラガラ。。。。

店主      「あれ? ラッコ姐さん? こんなに遅くどうしたんですか? もう店はお終いですよ!」
ラッコ姐さん 「店が忙しくてやっと閉めて来たんだよ。 なにか食べさせておくれよ。」
店主      「だから。。。。うちも閉店したって言ってるでしょ!」
ラッコ姐さん 「聞いたよ。私しゃ別に気にしないから大丈夫だよ、遠慮しないで作っておくれ。」
店主      「。。。。。。。。。。。。。。。。。。」


IMG_1417_20141202225542baa.jpg


ラッコ姐さん  「なんだい? これは?」
店主       「本日のマカナイですわ。 シナチクと豚肉のトウチ炒めキムチバージョンです。」
ラッコ姐さん  「へぇ~  なかなか美味しいね。  この黒い小さいのがトウチなのかい?」
店主       「はい  これを潰して一緒に炒めたんですわ。」


IMG_1414_2014120222554009d.jpg


ラッコ姐さん  「黒い納豆。。。なのかい?」
店主       「“美味方丈記”には>味噌でもありませんし、納豆でもありませんが、この二つから想像をしていただくしかありません。<って書いてありますが、味的には八丁味噌に近いきもしませんか?  調味料として使う感じですかねぇ。」
ラッコ姐さん  「なかなか美味しいね。 ご飯が食べたくなるよ。」
店主      「ご飯は売り切れです。」
ラッコ姐さん  「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」


IMG_1419.jpg


店主      「こいつをラーメンに乗せて“支那竹ラーメン“にしてもおつなもんですよ。」
ラッコ姐さん 「ズルズル。。。ズルズル。。。ズルズル。。。」



ラッコ姐さん  「ぷはぁーーーー! 美味しかったよ! お腹が一杯! それぢゃ帰るよ!ご馳走さま! 」
店主       「ありがとうございます。   本日のお会計は。。。。」
ラッコ姐さん  「マカナイで金も取れないだろ。  また来るからツケといておくれ。」

ガラガラガラ。。。。。ピシャ!

店主       「。。。。。。。。。。。。。。。 」

ようやく「いその屋」の灯りが消えました。   お疲れさまでした。m(_ _)m


2014-12-02 : 横浜ラッコ物語 : コメント : 12 : トラックバック : 0 :

夏でもないのに。。。

既に季節は秋のはず。 夏でもないのに妙に喉が渇き寝苦しい夜であった。

しかたなく床から立ち上がり水を飲もうと井戸端の方へいくと。。。
パチン。。。パチン。。。パチン  と不思議な音と共に妙に生暖かい風が吹いてくる。。

不信に想い耳をすませてみると、
「一粒。。。。二粒。。。。三粒。。。。。。。まだまだ足りない。。。」
と陰に隠った声が聞こえてくるではないか。

恐る恐る 障子の隙間から外を覗いてみると、井戸から這い上がって来たのだろうか、ぬらぬらと毛を光らせながら俯いている物怪が一心不乱に何かを潰しながら 「一粒。。。二粒。。。」
そして、物怪はゆっくりと顔を上げ私の方をを見つめ。。。
「少し。。。手伝う?。。。。」    きゃぁーーーーーーーーーーー!!

なんとも、井戸端で此方を見ながらニンマリと笑う妖怪ラッコの微笑の恐ろしいことよ。

はい!はい!解りました。  手伝いますよ! (笑

夫婦の最初の協同作業であったケーキカット。   あ~れから 30年!!
本日の協同作業は  ダイニングテーブルでの銀杏の殻割りでございます。 何とも色気のない作業だよね。
パチン。。。パチン。。。。
地道な共同作業の結晶が。。。此方!





緑の宝石、“銀杏ご飯”でございます。

銀杏って手間を惜しまず採りに行けばタダ!
殻付きはお値段が少々。。。。。剥いてあると異常に高額!

とりあえず。。。。今回は殻付き買って剥いたわ。(笑

季節を美味しく頂きました。  満足満足。



IMG_1345.jpg

最後にそっと塩で握って夜中に食べる御握り。。。。これが、なんとも旨いんだよなぁ。(苦笑



2014-11-01 : 横浜ラッコ物語 : コメント : 12 :

秋祭り

昔むかし。。。。。。。。。
 
家で引き隠りの爺さんに 浜のラッコから携帯メールが届いたそうぢゃ。
“爺さん 爺さん お家で何してるの? ラッコのお家の側で秋祭りしてるから遊びにこない?”

爺さん  「うむっ  秋祭りか。。。風情があって良さそうぢゃなぁ  行ってみるか。。。」
“ラッコ様。 お誘いありがとうございます。  急ぎお家まで向かいます。  いその爺”   送信。




爺さん 「お~い! ラッコや! 出て来ておくれ!」

爺さんが大きな声を出すと、ラッコが海から現れた。

ラッコ  「爺さん爺さん こんばんわ! 秋祭りにようこそ!」
爺さん  「おお! ラッコや その秋祭りは何処でやっているんぢゃな?」
ラッコ  「ここよ!」

PA180010.jpg

横浜 オクトーバーフェスト2014 10月19日まで 横浜赤煉瓦倉庫 イベント広場にて開催。

PA180012-2.jpg


爺さん  「うおぉぉ~  これが。。。。秋祭りなのか?!」
ラッコ  「そうよ! ドイツの泡泡のお祭りなのよ。  とても賑やかでしょ?」

PA180029.jpg

爺さん  「ところで、ラッコよ人が多すぎて座るところも無いのぢゃが。。。どうするんぢゃ?」
ラッコ  「あんまり深く考えないで、ドイツビールを楽しんだら?」

爺さん  「うむ。。。フードも買えずに立ち飲みは辛いのぉ  トイレは長蛇の列じゃし、ワシには。。。」
ラッコ  「グビグビ。。。グビグビ。。。プハァ~~!! 」

PA180024-2.jpg

爺さん  「おや? 祭り囃子が始まったようぢゃな。  凄い音ぢゃ。」
ラッコ  「ノリノリ グビグビ ノリノリ グビグビ。。。プハァ~~!!」

爺さん  「ラッコは盆踊りが上手だのぉ  少し変わっている踊りのような気もするが。。。」
ラッコ  「ノリノリ グビグビ ノリノリ グビグビ。。。プハァ~~!!」
爺さん  「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

PA180013-2.jpg

爺さん  「ラッコよ。 ノリノリのところ済まないのぢゃが。  ワシは腹が減ったぞ。 我慢ができん。」
ラッコ  「あれ? 爺さんは踊らないの?  お祭りなのに?」
爺さん  「ワシは。。。。乗りがわるいんぢゃ。。。 」
ラッコ  「ノリノリ♪ ノリノリ♪ ノリノリ♪ ノリノリ♪ ノリノリ♪ ノリノリ♪」
爺さん  「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

暗転

ラッコ  「それぢゃ! 爺さん元気でね!  今晩はごちそうさまでした! また遊ぼうね♪」

PA180039-2.jpg

爺さん  「ラッコは泳ぎが上手いのぉ  あっと言う間に潜ってしまったわ。」

爺さん 「それにしてもドイツビールって奴はいろいろな味があって美味いものぢゃな。
     350㎜で一杯千円前後っていうのは少し懐に辛い気もするが。。。まぁノリノリを憶えたから良いかのぉ♪」


ノリノリで盆踊りを踊りながら家路につく爺さんの長い影が水面に揺れていた。楽しげではあるが、どこか拍子が外れている。

めでたし めでたし。

2014-10-19 : 横浜ラッコ物語 : コメント : 18 :
« 前のページ  ホーム  次のページ »

プロフィール

いその爺

Author:いその爺
横浜在住。

FC2カウンター